人生の一幕の終了

メキシコブログ

メキシコからこんにちは。
薫です。

先日、長年お世話になったプロジェクトが終了しました。
だれも私が終了ということを知らなかったようで、挨拶に行く度に驚かれました。

たぶん、工場立ち上げで人生最後の長い(4.5年間)プロジェクトとなることでしょう。これから先は、自分のやりたいこと、本当の人生の目標に向かって進んでいきます。
でも、通訳の仕事はやはりやりがいがあるし、立ち上げの達成感はうれしいものなので、たまには戻りたいですね。

というわけで、最後に挨拶めぐりをしたら、ちょっとリアクションオーバーなメキシコ人マネージャーなんて、「心臓発作起こしそうだよ。本当に辞めちゃうの?いつも気持ちよく仕事ができたよ。本当にありがとう。」と言っていました。表現が笑えます。いや、心臓発作を起こしてもおかしくない体格だったので、ちょっと心配した私でした。

そんな中、一番心に響いたのは、あるエンジニアが「正直、女性と仕事したことがなかったから、うまくやっていけるか不安だったけど、お互いに尊重し合いながら気持ちよく働けたよ。その他にも個人的な問題も相談に乗ってくれてありがとう。」と言ってくれました。

本当に彼は仕事が大切な時期に個人的な大きな問題を抱えて良く悩んでいました。そんな中励ましながら、大きな課題を終了したときには、本当にうれしかったです。思わず飛び上がって喜んだのを覚えています。

まさにこういう時のために通訳をしているんですよね。

「お互い尊重しあって」というのは異国で異文化の人と仕事をする時には必須です。日本の常識は世界の非常識です。私が言うのもなんですが、真の国際人を目指すのなら、日本人は変わらなくてはいけません。言葉が話せれば、通じ合える。というわけではないので。これから先、世界へ出ていかれる人々は、国際基準の礼儀作法を学び身につけましょうね。

これが出来るか出来ないかで、滞在期間の生活が大きくかわります。でも、果たして何をすればよいか?ですが、「相手を敬う。」これだけです。敬って話を聞く、相手が心地よく仕事ができるよう気遣いをすることも敬うことです。仲良くすることとは別です。「親しき仲にも礼儀あり」これもとても大切なことです。

異文化だからこそ、土足で相手の心を踏みにじるようなことは厳禁です。

と、うんちくたれちゃいましたが、メキシコ人は心がきれいな素敵な人ばかりです。
つたないスペイン語でも、こちらがスペイン語を話す意思を示したり、文化に興味を持っていることを話題に出すとすごく喜んでくれます。
そこは、「親しき仲にもれいぎあり」で節度を守って接してくださいね。

一つのプロジェクトは新しいプロジェクトの開始です。
少し休んでまた再稼働です。

 

では、また!応援よろしくね。confident.gif
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コメント

  1. 元上司で元生徒 より:

    えっ?もしかして契約終了ですか?
    もしそうであれば、今までご苦労様でした。
    工場立ち上げ当初からお世話になり、スペイン語も教えて頂きました。
    バーベキューも楽しかったですね。
    チョコ、モカは元気かな?ヒナは元気ですよ。
    次の仕事も頑張って下さい。応援しています。
    ではまたいつか逢える日を楽しみにしています。

  2. より:

    こんにちは。コメントありがとうございます。
    そうなんですよ。契約終了を選びました。会社の経営をあきらめるように言われたので。
    本当は、一期の方々が帰任されるまでは継続したかったんですけどね、こればかりは仕方ないです。

    今まで本当にお世話になりありがとうございました。また、こちらにいらっしゃるようなことがありましたら、ぜひご連絡ください。

    ひなちゃん、元気なんですね。うれしいニュースをありがとうございます。うちの2匹もめちゃくちゃ元気ですよ。近ければ一緒に遊ばせたいですね。

    今後ともブログをよろしくお願いします。m(__)m

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