深夜の爆発音

メキシコからこんにちは。
薫です。

昨夜、仕事をしていたらいきなり、爆発音みたいなものが聞こえて、主人と二人で「外がにぎやかだねー。」と言っていました。我が家は、塀に囲まれた住宅街の中にあるので、「塀の外でなんかあったかねー。」と言っておりました。それから一時間ぐらいして、住宅街の町内会長から一斉にメールがあり、爆発音は、私たちの住宅街の警備ゲートで起こったことがわかりました。

塀に囲まれた住宅街はどこも一緒ですが、24時間の警備員がいるので、各家庭毎月経費を支払わなくてはいけません。とはいえ、高級住宅街ではないので、うちの料金は約1000円です。
それなのに、支払わない人がたくさんいて、いつも回収係の人は大変な思いをされています。
居留守ならかわいい方で、暴言を吐かれたりものを投げつけられたり。そのくせみんな結構な高級車にのったりしているので、たった1000円で何をけちっているのか良く分かりません。

そして、規則として月の経費を払わない家庭は、ゲートの自動オープンキーをキャンセルされます。
同様に、訪問者に対しても警備員は対応しません。

それでも支払わない人がいるなんで信じられませんが、いるんです。

昨日の爆発音は、あるお家にお住まいの女性の彼が娘さんを連れて遊びに来たそうです。
しかし、この女性は経費を払っていなかったので、警備員の対応は、ゲートを開けないというものでした。

これに激怒した彼は、車のエンジンをウインウイン言わせて、「ゲートを車でなぎ倒してやる!いくら俺の彼女が経費を払っていないとはいって、俺に対する対応は違憲だ!!(←なぜ違憲か理解不可能ですが?)」と怒鳴りまくり、エンジンがパン!というまでウインウインいわせていたそうです。

それでも、怒りを抑えられなかった彼は、警備員に殴り掛かったようですが、音に驚いて出てきていた隣人たちの協力もあり、警察に御用になりました。

いやいや、大の大人が娘の前で恥ずかしいったらありゃしない。

だけど、そうは思わない人がたくさんいるんですよねー。昨日はほかにも「私」主張の激しい人に会いましたが、たまに、モンテレイでは、「私」の自己主張が激しすぎて、わがままを通り越し非常識になっている人がおります。
このケースもまさにそうなんでしょうね。「私」や「俺様」といった感覚でしょうが、自分がそんなに偉いって主張しないと満足しないって、心が問題なんでしょうね。

それにしても、けが人が出なくて何よりでした。

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コメント

  1. マドレーヌ より:

    ところ変われば人も… にしては、スゴイですね。
    「女性の彼」・・・日本なら、彼女が1000円払い(忘れたのではなく
    確信犯でしょうが)未納なら、それくらい俺が払うからゲート開けろよ・・・かなあ。
    それのほうがエンジン壊れて修理するより、安いですよね。・・・って、1000円は
    彼女の支払うこと、俺はカンケーねえ、ですか、そちらでは。

  2. より:

    マドレーヌさん

    こんばんは。ほんと、すごいですよね。メキシコでも私の付き合っている人たちの中でこういった人はいないので、ちょっと理解できません。
    おっしゃる通り1000円なんですよね。たった1000円なのに、しかも紳士的なメキシコ人のはずなのに彼女のお金は払えないのですかね?
    女性ともどもだから、同じ考えなんでしょうね。困ったものですよね。

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