メキシコ・元ベラクルス州州知事の罪を認める

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メキシコからこんにちは。
薫です。

数年前からメキシコに来ている方は、ご存知かもしれませんが、2017年4月15日に元ベラクルス州州知事(ハビエル・ドゥアルテ)がグアテマラでマネーロンダリングや横領罪などで逮捕されました。

 

まだ調査案件が多く残っているとのことです。しかし、今まで無罪を主張してきていたものの、実刑を軽くするため罪を認めたと報道されました。現在まで9年の実刑が下されていますが、罪を認めたことでさらに減刑される可能性が出てきました。

 

州の公金をマネーロンダリングなどで横領し、所有者の名前を他人名義にして、相当な物件の購入及び現金を着服していました。
そのうち、当局に没収された不動産は、約41軒に及びます。戸数もさることながら、その物件の金額たるものや目をみはるものがあります。

 

例えば、メキシコシティの高級住宅街サンタフェエリアに3軒の物件を持っていましたが、その物件の値段は、1軒あたり45ミリオンペソです。日本円にすると2018年9月27日のヤフー為替レートでは、約2億7千万円ほどです。

 

1軒だけでもすごいのに、このような価格の物件を現在わかっているだけで41戸!さらに去年、ベラクルス州州政府に返金した額は、なんと400ミリオンペソ(同じくヤフーレートで、約24億円)です。

 

ちなみに、この人の奥さんも元政治家で、イギリスに政治難民を申請、移住し、バッキンガム宮殿から1kmにある(本人曰く)「とても貧相なアパート」である超高級住宅街のマンション(評価額95ミリオンペソ、約5億円)に住んでおり、名義貸しや余罪について当局が調査中です。

 

現在のところは、112ミリオンペソ(同じくヤフーレートで、約6億7千万円)の公金流用の罪に問われています。その他にも、DIF(Desarrollo Integral de la Familia)という家庭内暴力や問題がある家族を支援する公的機関から415ミリオンペソ(同じくヤフーレートで、約25億円)を架空の会社との架空の契約書を作成し、発注をかけて流用しています。

 

奥様の生活費は、イギリスに渡ってから貧相になったそうで月に6万ポンド(同じくヤフーレートで、約880万円)しかないそうです。

 

人間の欲はキリがないですねぇ。。。。

 

最近、日本でも「引き寄せの法則」などがブームになっていますね。その中で夢を叶えるためにノートに書いていくというものがあります。

 

どうやら、この奥様もしっかりとこの「引き寄せノート術」を活用されていたようで、ノートには自分の夢をしっかり描かれています。目的と手段はしっかりと選ぶ必要がありますが、これは本当に叶うのかもしれません!

 

それはさておき、残念ながらこれがメキシコにおける政治家の現状です。

 

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