モンテレイ中学校での銃撃事件

モンテレイのニュース

メキシコからこんにちは。
薫です。

アメリカで起こるような生徒による学校での銃撃事件が、ついにメキシコでも発生しました。

事件は、1月19日午前7:50、モンテレイ市内のコロニア、パセオ・レシデンシアルにある私立学校 コレヒオ・アメリカーノ・デル・ノルエステで発生しました。

その一部始終は、警備カメラで捉えられており、詳細が判明しています。

犯人は、急に22ミリ口径の銃を取り出し、クラスメートと教師に向かって発砲したあと、銃を口内に向けて発射しました。

事件の発生連絡を受けて、警察や軍も出動したようですが、到着時にはすでに犯人は、自殺を試みたあとで、軽症や無傷の生徒は、自力で脱出しました。

教師と生徒を合わせ、5名が銃撃を負い、うち教師と生徒2名が重体、1名が腕に軽症でした。

犯人も搬送先の病院での牛が確認され、両親が臓器移植提供の決断を取り、死亡が確認されています。

ビデオにより一部始終が記録されており、メディアにもその様子が細かに書かれていますが、こちらでは詳細は省きます。

当局は、本件について、襲撃者の自宅を家宅捜索し、動機や銃の出所について調査を開始しています。

また、このビデオはネット上に公開されており、誰でも見ることが可能です。誰が公開したかも調査が始まっております。

一説によると、銃撃した子は鬱状態にあったと、両親が言及していたそうですが、情報の信憑性は定かではありません。

また、犯人は、Facebookの大量殺人や猟奇犯罪グループに所属しており、前日には「明日は、俺の学校で大量殺人が実施される。」と予告とも思われるコメントを残していたとも言われています。

事件の起きた学校は、サンペドロ市と隣接するモンテレイ市にあるバイリンガルスクールで、学校は、被害者や犯人の顔写真や名前などをソーシャルメディアで公開しないよう関係者に呼びかけています。

この一件で、皆さんが気になるのは、「メキシコでは銃は所持可能なのか?」ということかと思います。

メキシコでの銃の所持は法律では、認められておりませんが、闇で出回ったり、アメリカ国境付近で誰でも身分証明書なしで購入できるマーケットがあることから、比較的容易に手に入るそうです。

今回、私立学校で起こったとのことで驚きですが、持ち物検査を行っている学校が多くあるのも事実です。

防ぎようのない大惨事ですが、銃撃が始まったらどうしなければいけないか、子供達に教えておく方が良いかもしれませんね。

それにしても、アメリカ特有と思っていた学校での銃撃事件、発生にショックです。

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